塩沢町は旧三国街道(日本海側と江戸を結ぶ輸送路)沿いの宿場町として栄えておりました。しかしながら、時代の変遷とともに店主高齢化や郊外型大型店舗進出の影響などにより、年々衰退の傾向をたどり「地域の活性化」という大きな課題が蓄積されていきました。
そんな中、古き良き時代の歴史と文化を復興させ、語り継ぐために役場や県地域振興局の職員の方々にもご尽力いただきながら、「雪国の歴史と文化の街」をテーマとした街づくり整備を実施、三国街道塩沢宿「牧之通り」として街が完成いたしました。
「牧之通り」は建物のデザイン、雁木の建設、電線の地中埋設化など公共空間から私的空間に至るまで当時の景観を保つよう整備されておりますし、近年では夜ライトアップを行うなど、大変幻想的な空間をご覧いただけます。
「将来にわたって住み続けたい。自然と調和した、誇りを持って語れる、愛する街にしたい。」
実際にそこに住む住民のそんな思いを、みんなの手で形にした街なのです。
「牧之通り」とは、江戸時代の雪の書「北越雪譜」の著者 鈴木牧之(ぼくし)にちなんで名付けられました。
鈴木牧之は明和7年(1770)年、越後塩沢のちぢみ仲買商の家に生まれ、17歳の時、ちぢみの商いで江戸に出た際に、雪のない冬を経験したことで、豪雪地のことを知らない江戸や上方の人に雪国の実態や魚沼の暮らし、自然のありさま、越後の素晴らしき風習を世に知らしめる文章を書き始めた。これがのちに「北越雪譜」となる。
4月~6月…武者人形飾り
5月 …牧之茶会
7月 …七夕飾り
9月 …牧之通りコンサート
10月~11月…塩沢つむぎ語り
2月~4月…ひな雪見かざり
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